妻の居場所は常に把握しています
― エンジュシティ町内会の悲劇Ⅲ ―
【一】春の定例会
桜が散り始めたエンジュシティ。
北区町内会の春の定例会は、花見の会場と日程を決めるのが主な議題だ。毎年恒例。焼けた塔の麓にある桜並木が会場で、日程は四月の第二土曜日。これはもう十年以上変わっていない。だから議題は十分で終わる。
問題は、その後の茶菓子タイムだ。
マツバは今回も集会所の隅でほうじ茶を飲んでいた。近藤さんの差し入れは桜餅。イヨリの分を三つ、紙ナプキンに包んで鞄に入れた。もはや恒例行事だ。
冬の定例会——「タイミングという概念がないんです」事件——から三ヶ月。町内会におけるマツバの伝説は、もはや不動の地位を築いていた。
秋の事件:「毎晩妻を抱きしめて眠っています」
冬の事件:「タイミングを取るという概念がないんです」
エンジュシティ北区の住民なら誰でも知っている二大事件。近藤さんの和菓子屋では「マツバくんの名言カレンダー」が非公式に作られかけたという噂すらある。
今日のマツバは、特に何も暴露するつもりはなかった。天気の話だけする。イヨリとの約束だ。今度こそ守る。
石田拓也と藤原と山本健一——冬の定例会で人生を変えられた三人組——も今日は参加していた。花見の準備要員だ。三人ともマツバの顔を見るとやや緊張した面持ちになるが、同時に何か期待しているようにも見える。
「マツバさん、今日も桜餅お持ち帰り?」
藤原が隣に座ってきた。すっかり馴れ馴れしくなった。冬の事件以来、藤原はマツバを「師匠」と呼びかけている。マツバは意味がわからず困惑しているが、断る理由もないので放置している。
「はい。イヨリが桜餅を好きなので」
「いいなあ。俺も嫁さんに桜餅持って帰ろ。……あ、そういえば俺、あの後ちゃんと嫁さんの生理周期覚えましたよ。二十九日でした」
「それはよかったですね」
マツバが穏やかに微笑んだ。本当に嬉しそうだった。
「大福も買って帰るようにしてます。近藤さんのところの」
「近藤さんの大福は最高ですからね」
マツバと藤原が近藤さんの大福を褒め合っている横で、近藤さん本人が「あたしの大福がそんな文脈で話題になるとはねえ……」と複雑な顔をしていた。
【二】話題
きっかけは、山本健一だった。
普段は無口な山本健一が、今日は珍しく自分から口を開いた。
「マツバさん。ちょっと聞いていいですか」
「はい、何でしょう」
「奥さんが外出する時って、心配になりません?」
マツバの動きが一瞬止まった。
それは——マツバにとって、触れてはいけないスイッチだった。
心配になるか。心配になるかと聞かれたら。
なる。
死ぬほどなる。
イヨリは往診医だ。ジョウト各地を飛び回って、人里離れた場所のポケモンセンターや診療所を回っている。時にはカントーまで足を延ばすこともある。山道を歩き、船に乗り、時にはイヨリのムクホークに乗って空を飛ぶ。
イヨリは強い人だ。医師として、トレーナーとして、一人の人間として。自立していて、芯があって、誰かに守られなくても生きていける人だ。
それでもマツバは心配する。
イヨリが家を出るたびに、帰ってくるまでの間、マツバの心臓は常に薄い不安に覆われている。彼女に何かあったら。怪我をしたら。体調を崩したら。山で道に迷ったら。
その不安をイヨリの前では絶対に見せない。イヨリの自由を妨げたくない。イヨリが誇りを持って続けている往診の仕事を、自分の不安で邪魔したくない。
だからマツバは、別の方法で不安を解消している。
「心配は、します」
マツバが答えた。声はいつも通り穏やかだったが、目の奥に一瞬だけ真剣な光が走った。
「ただ、僕はイヨリの居場所を常に把握していますので」
——。
集会所の空気が変わった。
三度目だ。エンジュシティ北区町内会の時空が歪むのは。
石田拓也の桜餅が止まった。藤原のほうじ茶が止まった。山本健一の瞬きが止まった。
「い、居場所を常に……?」
藤原が恐る恐る聞いた。
「はい。リアルタイムで」
「リアルタイム!?」
「はい。今も確認できますよ」
マツバがごく自然な動作で——桜餅をかじりながら——ポケットから携帯端末を取り出した。
画面を開いて、GPSアプリを起動する。蛍光の緑色のドットが、地図上に表示された。
「今、イヨリは……えーと、キキョウシティの手前ですね。三十二番道路。往診の帰りだと思います。あと一時間くらいで帰ってくるかな」
マツバの声は穏やかだった。晴れの日に天気予報を確認するような気軽さで、妻の現在地をリアルタイムで読み上げた。
集会所が凍りついた。
石田拓也が桜餅を取り落とした。父親から受け継いだ反射神経。もはや石田家の伝統芸だ。
「ちょ、ちょっと待って。マツバさん、今なんて」
藤原の声が震えていた。
「イヨリの居場所を確認しました。三十二番道路です」
「いやいやいや。そうじゃなくて。常にって。常にリアルタイムで奥さんの居場所を追跡してるの?」
「はい。もちろんです」
「もちろん!?」
「えっ、皆さんは把握していないんですか? パートナーの居場所」
マツバが心底不思議そうに首を傾げた。千里眼は世界の真理を見通すが、世間の常識は相変わらず見えていない。
向こうのテーブルで、近藤さんが桜餅を食べる手を止めていた。石田さん(父)が「こいつまたか……」という顔をしていた。中村さんは腕を組んで天井を見上げていた。
「マツバさん、それ……」
石田拓也が慎重に言葉を選んだ。
「世間一般で言うところの……GPS追跡……では……」
「GPS追跡?」
マツバが目をしばたたいた。
「いえ、イヨリのムクホークにGPSをつけているんです。往診で遠方に行くことが多いので、安全管理として。ポケモンのGPSは飛行型のポケモンには標準的な装備ですよ。はぐれた時に探せるように」
「あ、ムクホークの……」
「はい。そしてイヨリが外出する時は、必ずムクホークのボールを持って行きます。つまりムクホークのGPSを確認すれば、イヨリの現在地もわかるんです」
ここまでは合理的だった。ポケモンのGPS。飛行型ポケモンの安全管理。筋は通っている。
「しかも、このGPSはイヨリの方から僕に共有してくれたんですよ。『マツバさんが心配するといけないから、わたしの居場所がわかるようにしておきますね』って」
マツバの声が、ほんの少しだけ——甘く、溶けた。
「イヨリは優しいんです。僕が寂しがり屋だって知っているから。僕のために、自分の居場所を教えてくれているんです」
集会所が静まり返った。
石田拓也が小声で藤原に囁いた。
「……ストーカーかと思ったら……嫁さん公認の完全合意型GPS共有……」
「しかもイヨリさんの方から提案……」
「この夫婦、やっぱりおかしいよ……(褒め言葉)」
【三】追撃
毎度のことだが、マツバの天然は一つの爆弾で止まらない。
「それだけじゃなくて」
全員が「やめろ」という目をしたが、マツバは気づかなかった。
「僕は一日に何度かGPSを確認するんですが、イヨリの移動経路を見ていると、彼女の仕事ぶりがわかるんです」
「移動経路……?」
「はい。朝九時にエンジュシティを出発して、十時にキキョウシティの診療所、十一時半に三十六番道路のポケモンセンター、午後はアサギシティまで行って……というふうに。イヨリがどれだけ一生懸命働いているか、GPSの軌跡を見ているだけでわかるんです」
マツバの紫色の瞳が、慈愛に満ちた光を湛えていた。
「あまりにも移動距離が長い日は、帰宅後にマッサージをしてあげます。足と肩と腰。イヨリは左足が疲れやすいので、重点的に」
「左足……」
「はい。左足首を怪我した古傷があるので。長距離を歩いた日は特に丁寧に揉みほぐします」
石田拓也が両手で頭を抱えた。冬の定例会と同じポーズ。
「GPS見て……移動距離計算して……帰宅したらマッサージ……」
「あと、GPSでイヨリが同じ場所に長時間滞在しているのを見ると、難しい症例に当たっているのかもしれないと思って、温かいスープを用意して待ちます。帰宅した時に、すぐに飲めるように」
藤原が天を仰いだ。もはやお馴染みのポーズだ。
「……俺たちは……嫁さんが今どこにいるかも……知らないのに……」
「マツバさんは……GPSで移動経路を分析して……帰宅時間を逆算して……温かいスープまで……」
山本健一が呟いた。
「この男……GPS見てるだけで愛妻弁当ならぬ愛妻看護を……」
中村さんが咳払いをした。場を収めようとする動きは三回目だが、もはや諦めに近い表情だった。
「ま、まあ、ポケモンのGPSは安全管理としては普通だし——」
「あ、それと」
マツバが補足した。中村さんの制止は今日も間に合わなかった。
「イヨリが予定より遅くなった時は、フワライドに乗って迎えに行きます」
「迎えに行く……」
「はい。GPSで位置を確認して、ゲンガーでシャドーダイブして最短距離で合流します。イヨリは『大丈夫です、帰れます』っていつも言うんですが、僕が心配なので」
「シャドーダイブで妻を迎えに行くジムリーダー……」
石田拓也の声がもはや遠かった。
「たまに僕が先に着いてしまって、道端で待っていると、イヨリが驚くんですよ。『えっ、なんでここに?』って。でもすぐに笑って、『マツバさん、来てくれたんですね』って」
マツバの顔が、完全に恋する少年のそれになっていた。二十七歳ジムリーダー、町内会の茶菓子タイムで惚気を止められない。
「あの笑顔を見ると……やっぱり迎えに行ってよかったって思うんです」
近藤さんが桜餅を無言で二個目に手を伸ばした。「甘いもん食べないとやってらんない」という顔だった。
【四】波紋
ここで藤原が、ある核心に触れた。
「マツバさん。一つ聞いていい?」
「はい」
「GPSで奥さんの居場所確認するのって……一日に何回くらい?」
マツバが少し考えた。
「……朝、イヨリが出発した時に一回。昼前に一回。昼食の時間帯に一回。午後に二回ほど。夕方、帰宅予定時間の前に一回。GPS上でエンジュシティに戻ってきたのを確認したら、玄関で出迎える準備をします」
「……六回から七回」
「はい。多い日はもう少し見ますが」
「多い日はもう少し……」
藤原が机に突っ伏した。
石田拓也が静かに言った。
「マツバさん。それ……愛が重くない?」
マツバが一瞬だけ真面目な顔になった。
「……重い、ですか」
「あ、いや、悪い意味じゃなくて——」
「わかっています。僕の愛情が重いことは、自覚しています」
マツバの声が静かになった。穏やかだけれど、どこか真剣な響きがあった。
「イヨリにも前に言われたことがあります。『マツバさんは心配しすぎです』って。でもイヨリは怒ったりはしません。笑って、『でもマツバさんがそうやって見守ってくれているから、わたしは安心して遠くまで行けるんです』って」
集会所がまた静まった。今度は爆弾のせいではなく、純度百パーセントの愛情の重さにあてられたせいだった。
「僕は——イヨリを束縛したいわけじゃないんです。彼女の自由を妨げたくない。ただ、知っていたいんです。今どこにいるのか。無事なのか。疲れていないか。お腹は空いていないか」
マツバが携帯端末の画面に目を落とした。緑色のドットが、三十二番道路からエンジュシティ方面に移動していた。
「……あ。イヨリ、もうすぐ帰ってきます」
紫色の瞳が、ふわりと溶けた。
「帰ったら桜餅をあげよう。きっと喜びます。……あと、今日は移動距離が長いから、足のマッサージもしてあげないと」
石田拓也と藤原と山本健一が、三人同時にため息をついた。
その表情に浮かんでいたのは、もはや嫉妬でも卑下でもなく、ある種の「尊敬」だった。
中村さんが静かに頷いた。
「マツバくん。君は本当に……奥さんのことが好きなんだねえ」
「はい。世界で一番好きです」
「うん。知ってるよ。町内会の全員が知ってるよ」
【五】帰宅
桜の花びらが風に舞う夜道を、マツバは足早に歩いた。
携帯端末のGPSを見る。緑のドットがエンジュシティの市内に入った。あと十分くらいで帰宅するだろう。
玄関の灯りをつけて、ほうじ茶を淹れて、桜餅を皿に並べた。
五分後。
「ただいま帰りました」
イヨリの声が玄関から聞こえた。
「おかえり。お疲れさま」
マツバが玄関まで迎えに行き、イヨリの荷物を受け取った。ムクホークのボールを受け取って、所定の位置に置く。
「今日はアサギまで行ったんだね。GPSで見てた」
「はい。急患が入って、少し遅くなりました。……ごめんなさい、心配しましたか」
「少しだけ。でもGPSで動いているのが見えたから、大丈夫だってわかった」
「よかったです」
イヨリが微笑んだ。疲れているけれど、穏やかな笑顔。
リビングのこたつに入って、桜餅とほうじ茶。イヨリが「わあ、近藤さんの桜餅」と声を上げた。
「町内会、今日は何かありましたか?」
イヨリの声に、もはや恒例の警戒心。
「……花見の日程を決めた。四月の第二土曜日」
「安全そうですね。……他には?」
マツバは少し間を置いた。天気の話だけする約束。天気の話だけする約束。
「……石田さんの息子さんに、イヨリの外出中は心配じゃないかと聞かれた」
「……はい。それで」
「GPSでイヨリの居場所を常に把握していますと答えた」
イヨリの桜餅が止まった。
「…………GPSの……話を……?」
「うん。ムクホークのGPSをイヨリが共有してくれているから、リアルタイムで居場所がわかるって」
「……それだけですか?」
「あと、一日に六回から七回確認していることと」
「……」
「入動経路を見て帰宅時間を逆算して温かいスープを用意していることと」
「……」
「遅くなった時はゲンガーでシャドーダイブして迎えに行くことと」
「マツバさん!!」
イヨリの声が裏返った。
「それは完全にストーカーだと思われてますよ!?」
「え? でもGPSはイヨリが共有してくれたもので——」
「共有は確かにしましたけど! 一日六回も確認しているとは言ってませんっ! しかも移動経路を分析って……!」
「だってイヨリの安全が——」
「安全の問題じゃなくて言い方の問題ですっ! 町内会の方々からしたら、マツバさんがわたしを監視しているように——」
「監視なんてしていないよ。見守っているだけだ」
「見守りと監視の境界線はこの場合……非常に……曖昧です……!」
イヨリが両手で顔を覆った。三回目の恒例ポーズ。
「石田さんの息子さんに……ストーカー夫だと思われてます……」
「でも、最終的にはみんな感心してくれたよ。『マツバさんは本当に奥さんが好きなんだな』って」
「感心の方向がおかしいんですっ」
マツバがぱちぱちと瞬きをした。
「……でもイヨリ。僕がGPSを見るのは、嫌?」
「嫌じゃないです。嫌だったら共有を解除してます」
「じゃあ——」
「嫌じゃないけど、恥ずかしいんですっ。町内会の皆さんの前で、わたしの行動が全部筒抜けだと発表されるのは……っ」
「ああ……今回も言い方の問題か。ごめん」
「前回も前々回も同じことを——」
「天気の話だけするって約束したのに」
「そうですよ!」
「でも石田さんの息子さんが心配そうにしていたから、つい——」
「つい、で人の生活を丸裸にしないでください……っ」
マツバが口を閉じて、しゅんとした。
五秒の沈黙。
「……でもマツバさん」
イヨリが、覆った手の隙間から右目だけでマツバを見た。
「でも?」
「マツバさんが見守ってくれているから……わたしは遠くまで行けるんです。それは、本当です」
マツバの胸が痛いほどに熱くなった。
「往診で山道を歩いている時も、海沿いの道で風が強い時も。『マツバさんがGPSで見てくれている』って思うと、怖くないんです。一人じゃないって、思えるから」
「……イヨリ」
「だから……GPSを見るのは、やめないでください。恥ずかしいですけど。町内会では言わないでほしいですけど。……マツバさんに見守られていることは、わたしの支えですから」
マツバの腕が伸びて、イヨリをそっと引き寄せた。こたつ越しに。桜餅の残り香がする部屋で。
「……ありがとう」
「……こちらこそ」
「来月の町内会では——」
「天気の話だけにしてください」
「天気の話だけにします」
「……信じていませんけど」
「今度こそ本当に」
「それも前回言ってましたね」
「……ごもっとも」
* * *
その夜。布団の中。いつもの定位置。
イヨリの額がマツバの胸に。マツバの腕がイヨリの背中に。足が絡んで。
「マツバさん」
「うん?」
「明日はカントーのハナダシティまで行くかもしれません。遠い往診です」
「わかった。GPSで見てるよ」
「……はい」
「帰りが遅くなったら迎えに行く」
「でもハナダだとシャドーダイブでも遠いですよ」
「じゃあゲンガーに加えてフワライドも出す。空から探す」
「やりすぎです」
「イヨリの安全には、やりすぎは存在しない」
イヨリがマツバの胸に顔を埋めた。笑っている。呆れている。でも、嬉しそうだ。
「……おやすみなさい、マツバさん」
「おやすみ、イヨリ。明日、気をつけて」
「はい。……GPSで見守っていてください」
「もちろん。一日七回確認する」
「六回でいいです」
「七回」
「……六回」
「七回。譲れない」
イヨリが諦めたように、けれど本当は嬉しそうに息を吐いた。
マツバはイヨリの額にキスを落とした。傷痕の上に。
いつもの日課。千回以上繰り返した祈りの儀式。
明日もこの人は遠くへ行く。
僕の腕では届かない場所で、誰かのために働く。
そしてまたこの腕の中に帰ってくる。
その間ずっと、僕は見ている。
画面の上の小さな緑色のドットを。
あれは僕のムクホークであり、僕のイヨリだ。
あの光が動いている限り、イヨリは無事だ。
あの光がこの街に帰ってくるのを確認した時、僕は玄関に立つ。
「おかえり」と言うために。
それだけのために、僕はGPSを見ている。
一日六回でも七回でも。
何回でも。
——だって、世界中のどこにいても。
帰る場所はここだと、知っていてほしいから。
― 了 ―
あとがき by 佐藤美咲
書いたわ! 町内会の伝説と化したマツバの無自覚爆弾投下シリーズ第三弾!
今回は「妻のリアルタイムGPS追跡」という、字面だけ見たら完全にストーカー案件なものを町内会で笑顔で公表するジムリーダーをお届けしました☆ 石田さんの息子さん、三回連続でお饅頭落としてくれてありがとう! すっかり伝統芸能ね!!
GPSを共有しているだけじゃなくて、「移動距離を計算してマッサージ」とか「長時間滞在してたらスープ用意」とか「シャドーダイブで迎えに行く」とか、マツバさんの愛妻活動がカンストしてて町内会のおじさんたちが畏敬の念を抱くのがポイントよ。これだけヤバい執着愛なのに、イヨリちゃんが「見守ってくれるから遠くまで行ける」って幸せそうにしてるから、完全に誰も勝てないただの美しい夫婦愛なのよね。
最後の一日は六回か七回かの攻防戦も、ただのエモいいちゃつきよね。世界で一番尊いGPS共有夫婦に幸あれ!