蜜月の弱点責め
冬の、エンジュシティ。
しんしんと降り積もる雪が、古都の夜を白銀の静寂で塗り潰していた。マツバの旧宅、その奥座敷。炬燵の中で、星埜イヨリは、夫の帰りを待ちわびていた。
結婚して数年。かつて恋愛ごとに奥手で、不器用だった二人は、今ではすっかり互いを知り尽くした夫婦となっていた。特にイヨリは、マツバに愛され、導かれ、開発され尽くして、自分でも信じられないほどに「えっちな女」へと開花していたのである。
障子が音を立てて開いた。
「ただいま、イヨリ」
金色の髪に、雪の結晶をまとわせたマツバが、柔らかな微笑みを浮かべて立っていた。ジムリーダーとしての威厳など、この部屋には持ち込まない。ここにいるのは、ただ愛する妻を求める一人の男だった。
「おかえりなさい、マツバさん」
イヨリは炬燵から抜け出し、夫を出迎えようとした。しかし、マツバは素早く彼女の腕を取り、自らの胸元へと引き寄せた。
「寒かったろう。……温まろうか」
その声には、単なる気遣い以上の、熱のこもった何かが滲んでいた。イヨリは、夫の瞳に宿る獣のような光を見て、全身がぞくりと震えるのを感じた。
「あ……マツバさん、今日は、その……」
「ん? 何か用事があるのかな」
「いえ、そういうわけじゃ……」
言葉を紡ごうとするイヨリの唇を、マツバの唇が塞いだ。深く、甘く、蕩けるようなキス。結婚前の不器用な口づけとは違う、妻のすべてを知り尽くした男の、確信に満ちた愛撫だった。
「んっ……ふぁ……」
イヨリの脳が、あっという間にとろけていく。夫のキスは、いつだって彼女を容易く堕とす。もう抵抗する気力も、理由もなかった。
マツバは、キスを続けながら、イヨリを畳の上に押し倒した。着物を緩め、白い肌を月光と行灯の光の下に晒していく。
「今日はね、イヨリ。君の弱いところばかり、責めてあげようと思って」
その言葉に、イヨリの全身が震えた。
マツバは、妻の弱点をすべて知っていた。どこをどう触れば、彼女が最も甘く蕩けるのか。どこを責めれば、理性を失うほどの快楽に溺れるのか。長い夜の営みの中で、彼はイヨリの体の地図を、隅から隅まで描き上げていたのだ。
「や……待って、マツバさん……そこは……」
マツバの唇が、イヨリのうなじに触れた。その瞬間、彼女の背筋に電流が走った。
「ひゃあっ……!」
うなじ。イヨリの最大の弱点の一つ。マツバは、その事実を熟知していた。
「ここ、弱いよね。知ってる」
舌先で、うなじの産毛をなぞる。軽く吸い、歯を立て、また舐める。執拗に、ねちっこく、同じ場所を責め続ける。
「あっ……やっ……んんっ……!」
イヨリの体が、みるみるうちに熱を帯びていく。うなじを責められるだけで、下腹部に甘い疼きが広がっていく。まだ直接触れられてすらいないのに、秘所が濡れ始めているのが自分でもわかった。
「もう濡れてるね、イヨリ」
「言わないでっ……恥ずかしい……っ」
「何年一緒にいると思ってるんだ。君の体は、もう僕のものだって、とっくに知ってるでしょう」
その言葉が、イヨリの羞恥と快感を同時に煽る。自分の体が、夫に完全に支配されている。その事実が、言いようのない悦楽をもたらしていた。
マツバは、うなじへの愛撫を続けながら、イヨリの着物を完全に脱がせていった。白い肌が、月明かりに照らされて銀色に輝く。豊かな胸、くびれた腰、そして柔らかな太腿。マツバは、その美しさに何度見ても見惚れてしまう。
「次は、ここだね」
マツバの両手が、イヨリの胸を包み込んだ。F65の豊かな双丘が、大きな掌の中で形を変える。
「あっ……!」
「敏感になったね、イヨリ。最初に抱いた頃より、ずっと」
「それは……マツバさんが、育てたんじゃないですかっ……」
「そうだね。僕が、君を世界一えっちな女の子に育てたんだ」
その言葉に、イヨリの顔が真っ赤に染まった。否定したい。でも、否定できない。自分が、夫の手によって、想像もしなかったほどの淫らな体に開発されてしまったことは、紛れもない事実だったから。
マツバは、イヨリの胸を揉みしだきながら、乳首を指で挟んだ。軽く引っ張り、回し、弾く。その動きの一つ一つが、洗練された技術に裏打ちされていた。
「んっ……あ、あっ……やぁ……」
「ここも、すごく敏感だよね。ほら、もう硬くなってる」
「言わないで……っ」
マツバは微笑みながら、今度は唇で乳首を含んだ。舌先で転がし、吸い上げ、時には軽く噛む。イヨリの体が、快感に震え続ける。
「あっ……んっ……マツバさんっ……」
一方の胸を口で責めながら、もう一方は手で弄び続ける。イヨリは、二つの乳房を同時に責められ、もう何も考えられなくなっていた。
「やっ……もう、だめ……おかしくなる……っ」
「まだまだ。これからが本番だよ」
マツバの手が、イヨリの腹部を撫で下ろしていく。くびれた腰から、下腹部へ。そして、彼女の最も敏感な場所の一つへと近づいていく。
鼠径部。
太腿の付け根、秘所のすぐ隣。イヨリにとって、触れられるだけで全身が痺れるほどの弱点だった。
「ここもね、君、すごく弱いでしょう」
「そこ……やっ……待って……!」
マツバの指が、鼠径部をなぞった。その瞬間、イヨリの体が大きく跳ねた。
「ひゃああっ……!」
「ほら、こんなに反応する。かわいいね」
指で、鼠径部を執拗に撫で続ける。ゆっくりと、焦らすように。時には秘所に触れるか触れないかのところまで指を近づけ、そしてまた鼠径部へと戻る。
「やぁ……もう、だめ……触って……中、触ってください……」
「どこを?」
「……っ」
「言わないと、わからないな」
意地悪な笑みを浮かべながら、マツバは鼠径部への愛撫を続けた。イヨリは、涙目になりながら、それでも懇願の言葉を紡ぎ出した。
「お、おまんこ……触ってくださいっ……」
「いい子だ」
マツバの指が、ようやくイヨリの秘所に触れた。そこは、すでに蜜でぐしょぐしょに濡れていた。
「こんなに濡らして。鼠径部を触るだけで、こんなになるなんて」
「だって……マツバさんがっ……いじめるからっ……」
「いじめてなんかいないよ。愛してるだけだ」
マツバの指が、イヨリの秘所を探った。花びらを広げ、蜜を絡め取り、そして最も敏感な芽を見つけ出す。
「あっ! そこっ……!」
「ここ? ここが気持ちいい?」
「はいっ……はいっ……」
マツバは、その場所を重点的に刺激し始めた。円を描くように、時には押し込むように。イヨリの腰が、自然と浮き上がり、彼の指を求めて動いていく。
「あっ……あっ……んっ……マツバさんっ……もうっ……」
快感が、全身を駆け巡る。マツバは、うなじ、胸、鼠径部、そして秘所。イヨリの弱点を、同時多発的に責め立てていた。片方の手で乳首を弾きながら、もう片方で秘芽を刺激する。そして時折、唇でうなじに軽くキスを落とす。
「やっ……やっ……だめっ……イっちゃ……イっちゃうっ……!」
「イっていいよ、イヨリ。全部、僕に見せて」
その言葉が引き金となった。イヨリの体が、大きく震え始めた。
「あっ、あっ、あああああっ……!」
甘いイキが、全身を駆け巡る。視界が白く染まり、何も考えられなくなる。イヨリは、夫の腕の中で、絶頂の波に呑まれていった。
「……っ、はぁ……はぁ……」
余韻に浸るイヨリを、マツバは優しく抱きしめた。しかし、その瞳には、まだ満足していない獣の光が宿っていた。
「一回目、だね」
「え……?」
「今夜は、何回イかせてあげようかな」
その言葉に、イヨリの全身が震えた。これは、始まりに過ぎなかったのだ。
マツバは、イヨリの体を仰向けにさせた。そして、彼女の両脚を大きく開かせる。
「きれいだね、イヨリ。何度見ても」
「恥ずかしいですっ……見ないで……」
「見る。君の全部を、見る」
マツバは、イヨリの秘所に顔を近づけた。そして、その花びらに、直接唇を落とした。
「ひゃっ……!」
舌が、花びらを舐め上げていく。蜜を味わい、芽を吸い上げ、そして入り口に舌先を差し込む。
「んっ……あ、あっ……そこっ……」
マツバの舌遣いは、長年の経験によって磨き上げられていた。どこを舐めれば、どんな反応が返ってくるか。すべてを把握した上での、確信に満ちた愛撫だった。
「やっ……また……また来るっ……」
「おいで。いくらでもイっていい」
マツバは、舌で芽を責めながら、指をイヨリの中に挿入した。そして、彼女の最も敏感な場所を探り当てる。
「そこっ……! あっ、あっ、だめっ……!」
舌と指の同時責め。イヨリの腰が、快感に跳ね上がる。彼女は、夫の頭を両手で抱え、自ら彼の顔を秘所に押し付けていた。もう、恥ずかしいという感覚すら消失していた。
「イくっ……イっちゃうっ……また、イっちゃうっ……!」
二度目の絶頂が、イヨリを襲った。そして今度は、それだけでは終わらなかった。
「あっ……あ、あ、あっ……!」
イヨリの秘所から、透明な液体が吹き出した。潮吹き。マツバは、それを顔で受け止めながら、愛撫の手を緩めなかった。
「出てる。かわいいね、イヨリ」
「やっ……止まらないっ……」
「止めなくていい。全部出して」
マツバは、さらに激しく指を動かした。イヨリの中の敏感な場所を、執拗に刺激し続ける。
「んっ……ああっ……またっ……!」
三度目の絶頂。そして、再びの潮吹き。イヨリの体は、もう完全に夫の支配下にあった。イかせる、イかないを決めるのは、彼女自身ではなく、マツバだった。
「もう……だめ……壊れちゃうっ……」
「まだ、壊れてない。もっといけるよ、イヨリ」
マツバは、イヨリの体を抱き起こした。そして、彼女を自らの膝の上に座らせる。向かい合う姿勢。互いの鼓動が、直接肌を通して伝わってくる。
「入れるよ」
「……はい」
マツバの熱が、イヨリの入り口に当たった。そして、ゆっくりと、奥へと沈み込んでいく。
「んんっ……あぁ……」
何度繋がっても、この瞬間は特別だった。愛する人と一つになる、その感覚。イヨリは、幸福感に満たされながら、夫の首に腕を回した。
「好き……マツバさん、大好き……」
「僕も愛してる、イヨリ」
マツバは、ゆっくりと腰を動かし始めた。イヨリの中を、彼女が最も気持ちいいと感じる場所を、的確に突いていく。
「あっ……そこ……そこ、いい……っ」
「ここ? ここが好き?」
「好きっ……好きですぅ……」
マツバは、動きながらも、イヨリの弱点への愛撫を止めなかった。片手で乳首を弄び、唇でうなじにキスを落とす。そして、もう片方の手は、彼女の鼠径部を撫で続けていた。
「やっ……全部……全部責められてっ……」
「全部、君の弱いところだからね。全部、攻める」
イヨリの体が、快感に震え続ける。中を突かれながら、乳首を弾かれ、うなじを吸われ、鼠径部を撫でられる。すべての弱点が、同時に刺激される。もう、何も考えられなかった。
「あっ、あっ、あっ……マツバさんっ……また……またイくっ……」
「イっていい。何度でも」
「イくっ……イくっ……イくうっ……!」
四度目の絶頂。イヨリの体が大きく震え、中がマツバを強く締め付ける。その刺激に、マツバも息を荒げた。
「イヨリ……っ」
「もっとっ……もっと、くださいっ……」
イヨリは、自ら腰を動かし始めた。かつての奥手な少女は、今や夫を求めて積極的に体を使う、成熟した女へと変わっていた。
「すごい……イヨリ、すごくえっちになったね」
「マツバさんが、育てたんですっ……」
二人の動きが、次第に激しくなっていく。マツバは、イヨリを抱きしめながら、力強く腰を打ち付けた。
「んっ……はぁ……はぁ……もっと……もっと強くっ……」
「わがままだね。……いいよ、全部あげる」
マツバは、イヨリを畳の上に押し倒した。そして、彼女の両脚を肩に乗せ、最も深い場所まで届くように、激しく腰を動かし始めた。
「あっ! あっ! そこっ……奥っ……!」
「ここ……? ここがいい……?」
「いいっ……最高っ……マツバさんのが、最高ですっ……!」
二人の体が、激しくぶつかり合う。汗と蜜が混ざり合い、畳を濡らしていく。イヨリは、もう何度イったのかわからなくなっていた。甘いイキが、波のように押し寄せては引いていく。
「そろそろ、僕も……」
「はいっ……くださいっ……中にっ……」
マツバの動きが、さらに激しくなった。イヨリは、夫の顔を両手で挟み、深いキスを求めた。舌と舌が絡み合い、唾液が混ざる。下半身でも上半身でも、二人は繋がっていた。
「イヨリっ……!」
「マツバさんっ……!」
二人は、同時に達した。マツバの熱がイヨリの中に注ぎ込まれ、彼女の体が最後の絶頂を迎える。今夜、何度目かもわからない潮吹きが、二人の結合部分を濡らした。
「あっ……あぁ……」
余韻に浸りながら、二人は抱き合ったまま、荒い息を整えていた。
「……イヨリ」
「……はい」
「愛してる」
「わたしも……愛してます、マツバさん」
マツバは、イヨリの額に優しくキスを落とした。
「世界一えっちな奥さんだね」
「もう……それ、言わないでくださいっ……」
「事実だろう?」
「……マツバさんが、そう育てたんですからっ」
二人は、顔を見合わせて笑った。
結婚して数年。かつて不器用だった二人は、今では互いを知り尽くした、最高のパートナーになっていた。イヨリは、マツバに愛されることで、自分の中に眠っていた官能を目覚めさせた。マツバは、イヨリを愛することで、不器用だった自分を超えた、究極の恋人へと進化した。
夜は、まだ長い。雪は、しんしんと降り続けている。
「……もう一回、する?」
「……マツバさんの、ばか」
でも、イヨリは拒まなかった。
彼女の体は、もう一度、夫に抱かれることを望んでいた。弱点を責められ、甘いイキを繰り返し、潮を吹いて。世界一えっちな女の子として、愛する人に蕩かされることを。
それが、彼女の幸福だったから。
― Fin. ―
あとがき(佐藤美咲の独白)
あはははは!!! 「蜜月の弱点責め」、堪能してくれたかしら!? 主、あんたもマツバに負けず劣らず「いじわる」ね!!!
結婚して、お互いの体を知り尽くしたからこそできる、この「弱点責め」……!!! どこを触れば彼女がどんな声を出すのか、どこを突けば彼女が潮を噴き出すのか……それを完全に把握したマツバの「余裕のある攻め」を描くのが、もう最高に楽しかったわ!!!
イヨリが「世界一えっちな女の子」になっちゃったのも、全部マツバが丹念に、情熱的に、そして徹底的に彼女を「開発」した結果なのよ。愛ゆえの蹂躙、そして蹂躙ゆえの愛……。ああっ、あたしのpixivでの人気ジャンルが全部詰まってるわ!!! 次回はもっと……もっと恥ずかしい体位で、彼女を泣かせてあげようかしら? あはは、乞うご期待よ!!!