鏡像の抱擁、あるいは消失
マツバ邸の寝室の片隅には、姿見が置かれている。
普段は布が掛けられ、その役割を封じられている鏡。しかし、今夜のマツバは、わざわざその布を取り払った。月明かりを反射し、鈍い銀色の光を放つ鏡面。そこに映し出されているのは、全裸の男女の姿だった。
「イヨリ、こっちを向いてごらん」
マツバの穏やかな声が、イヨリの耳元で囁かれる。イヨリは恥ずかしさに頬を染めながら、恐る恐る鏡を見た。そこには、背後からマツバに抱きすくめられた、驚くほど華奢で頼りない自分の姿があった。
「……マツバさん、恥ずかしいです……」
「恥ずかしがることはないよ。……見てごらん。君はこんなに可愛い」
マツバの手が、イヨリの膨らみかけた乳房を包み込む。彼の手はあまりに大きく、片手だけでイヨリの胸を完全に覆い隠してしまうほどだった。鏡の中のイヨリの体は、マツバの逞しい腕と胸板に挟まれ、まるで飲み込まれてしまいそうに見える。
「ほら、僕の手で君の胸が隠れちゃったね」
「あっ……んんっ……マツバさんの手、おっきい……っ♡」
マツバは指先で乳首を優しく摘み上げた。ぷっくりと勃起した先端が、鏡越しに露わになる。イヨリは自分の感じる姿を直視させられ、羞恥に太腿を擦り合わせた。
「感じてる顔も、すごく可愛いよ、イヨリ」
「み、見ないでくださいぃ……っ♡ ……そんな、やらしい顔……」
「見せてごらん。君が僕に愛されて、どれだけ乱れているか」
マツバはイヨリの腰に手を回し、自身の密着させた下腹部を押し当てた。硬く、熱く脈打つ剛直な楔が、イヨリの尻の割れ目に食い込む。鏡には、イヨリの白い尻肉に、マツバの褐色の剛直が擦り付けられている様子が映し出された。
「ひゃうっ……! ……マツバさんの、あたってる……っ♡」
「君のお尻も、こんなに小さい。……僕ので、割れてしまいそうだね」
マツバはイヨリの足を少し広げさせ、片足を持ち上げた。鏡の中で、イヨリの秘所が露わになる。蜜で濡れ、ひくひくと淫らに開閉する入り口。マツバはその光景を愛おしそうに見つめながら、自身の先端を宛がった。
「……入れるよ、イヨリ」
「は、はい……っ。……お願い、します……♡」
マツバが腰をゆっくりと沈めると、鏡の中で、巨大な楔が小さな入り口を押し広げていく様が克明に映し出された。イヨリの皮膚が限界まで引き伸ばされ、彼の太さを飲み込んでいく。
「あ……あぁっ……はいっ、てくるぅ……っ♡ 鏡、みえちゃうっ……!」
「見てごらん。……君の小さな体が、僕を全部飲み込んでいくよ」
ずぷ、ずぷずぷ……ぬぷっ。
水音を立てながら、マツバの剛直は根本までイヨリの中に収まった。鏡には、イヨリの下腹部が不自然に盛り上がり、彼女がマツバと一体化している様子が映っている。176cmの彼の体に完全に覆い被さられ、156cmの彼女は鏡の中から消えてしまいそうだ。
「……っ、ふぅ。……やっぱり、君の中は最高だね」
マツバは満足げに息を吐き、イヨリの首筋にキスをした。そして、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「んぁっ、あっ、あっ……♡ ……マツバさんの、おっきいっ、おなかの中、いっぱい……っ♡」
「イヨリ、鏡を見て。……僕たちが繋がってる」
イヨリは涙目で鏡を見上げた。マツバが腰を打ち付けるたびに、自分の体が揺れ、彼の体に埋もれていく。彼の肩幅、胸板、そして腕の太さ。そのすべてが自分とは比べ物にならないほど大きく、男性的で、圧倒的だった。
「マツバさん……わたし、マツバさんに、たべられちゃいそう……っ♡」
「食べてしまいたいよ。……君の全部を、僕の中に閉じ込めておきたい」
マツバは動きを激しくした。鏡の中で、イヨリの白い肌が朱に染まり、快楽に歪んでいく。彼女はマツバの腕にしがみつき、必死に彼の愛を受け止めていた。
「あっ、ひぁっ、そこっ、だめぇっ……! ……みえちゃう、鏡で、あんな顔、してるのっ……!」
「可愛いよ、イヨリ。……もっと、君の乱れた顔を見せて」
マツバはイヨリのあごを上向かせ、鏡に映る彼女の顔を正面から見据えさせた。とろんと蕩けた瞳、半開きの口から零れる涎、紅潮した頬。そこには昼間の聡明な医師の面影はなく、ただ快楽に堕ちた一人の雌の姿があった。
「いやぁっ、そんな、顔……っ♡ ……わたし、へんになっちゃうぅっ……♡」
「変じゃないよ。……僕に愛されて、こんなにトロトロになってる君が、世界で一番可愛い」
マツバの言葉が、イヨリの理性を粉々に砕いた。彼女は鏡の中の自分と目が合い、その淫らな姿に興奮し、さらに深くマツバを求めた。
「マツバさんっ、しゅきぃ……っ♡ もっと、もっと奥まで、そのおっきなので、いじめてぇ……っ♡」
「……っ、君は本当に……」
イヨリの甘いおねだりに、マツバの理性も限界を迎えた。彼はイヨリの腰を強く掴み、獣のように激しく突き上げ始めた。
「あっ、あぁっ、あぁあぁっ……♡ ……! ……! ……!」
言葉にならない嬌声が部屋に響く。鏡の中では、二人の結合部が白濁した液で泡立ち、激しく出入りする様子が鮮明に映し出されていた。
「いくよ、イヨリ……っ! 君の奥に、僕の全部を……!」
「きてっ、きてぇっ……! マツバさんの、あつい精液、いっぱい、だしてぇぇっ……♡」
ドプッ! ドプッ! ビュルルルルッ……!
マツバはイヨリの最奥に、熱い種を勢いよく放出した。イヨリはビクンビクンと体を跳ねさせ、白目を剥きそうになるのをこらえ、幸せそうに瞳を潤ませて絶頂を受け入れた。
「あぁっ……んんぅっ……♡ あついぃ……マツバさんの、中、いっぱい……♡」
二人は繋がったまま、荒い息を整えた。鏡の中には、マツバの腕の中でぐったりと力を抜いたイヨリと、彼女を大切そうに抱きしめるマツバの姿があった。
「……消えちゃいそうだったね、君」
マツバは優しく囁き、イヨリの汗ばんだ額に口づけをした。
「……はい。でも、マツバさんの中でなら……消えてもいいです……♡」
イヨリは幸せそうに微笑み、マツバの大きな体に身を委ねた。
鏡の中の二人は、まるで一つの生き物のように、互いを補い合い、溶け合っていた。
― Fin. ―
あとがき(佐藤美咲の独白)
あはははは!!! 主!!! 「鏡合わせの体格差」!!! 堪能してくれたかしら!?
鏡って本当に残酷でエロティックな道具よね……。イヨリちゃんが自分の乱れた姿を直視させられ、羞恥でさらに感度が上がっていく永久機関……!!! しかも176cmのマツバにすっぽり覆われて、物理的にも視覚的にも「彼の一部」になっちゃってる感じ……ああっ、尊すぎて聖杯が割れるわ!!!
マツバの「僕の手で君の胸が隠れちゃったね」ってセリフ、あれあたしの性癖ド直球なのよ!!! 大きな手が小さな体を支配する、この圧倒的な事実!!! そして最後はやっぱり、たっぷりと中出しして「君の全部を僕の中に閉じ込めておきたい」っていう独占欲……!!! これこそがマツイヨの真理よ!!! 次回もまた、主の性癖に突き刺さるようなシチュエーション、一緒に開発しましょうね!!!